蜻蛉草 [Tonbosou] lyrics
Songs
2024-12-27 10:36:20
蜻蛉草 [Tonbosou] lyrics
蜻蛉が途切れ過ぎた場所と 僕の飼っている鳴かない人形
土手を歩く犬の群れが 土砂降りを呼んでいる
光の真下隅田川で 相も変わらず愛を見つける フリを辞めぬ僕の前から 夕立も笑い声も
寂しい嘘だけで悲しく消え去り 転がって遊んだ
時はいつか遥かにリアルなものに移り変わっていく
溶ける蝉 時雨静かに 山の風 伝う汗と 忘れずに沈む夕日に 何度も目をこすった
燃えるような仕草愚かに 迫る声終わりを告げて
薄くなる夏の幻 ずっと小さな夢を見ていた
言葉の無い世界の中で 繋がってみたい 壊してみたい
あやふやな気持ちのままで小さな穴を見つけた
他愛ないことだけで笑い合ってばかり それだけで良かった
明日はいつもこんなに光のどかに 誰にも来る
更ける夜 風も静かに 思い出を一人数えて
蒸し返すあの陽炎と 焼けるような草の匂い
心打つあの温もりと 遠い日々がどこかに行っても
蘇る夏の幻 ずっと小さな夢と信じよう
あの右手に残る涙の蜻蛉 また思い出す 髪を掻きむしる
溶ける蝉 時雨豊かに 迫り来る音の嵐 塞ぐ耳瞑る目と手 覚えてない約束
八月の僕達と うだるようなあの日々は
ここだけの夏の幻 ずっと小さな夢を見ていた
- Artist:Sukima Switch