嘘月 [usotsuki] lyrics
Songs
2024-11-07 11:13:48
嘘月 [usotsuki] lyrics
雨が降った 花が散った
ただ染まった 頬を想った
僕はずっと バケツいっぱいの月光を飲んでる
本当なんだ 夜みたいで
薄く透明な口触りで
そうなんだって
笑ってもいいけど
僕は君を待っている
夏が去った 街は静か
僕はやっと 部屋に戻って
夜になった こんなよい月を一人で見ていてる
本当なんだ 昔の僕は
涙が宝石でできてたんだ
そうなんだって 笑ってもいいけど
声はもう特に忘れた
思い出も愛も死んだ
風のない海辺を歩いた あの夏へ
僕はさよならが欲しいんだ
ただ微睡むような
もの一つさえ言わないまま
僕は君を待っている
歳を取った 一つ取った
何も無い部屋で 春になった
僕は愛を底が抜けた 柄酌で飲んでる
本当なんだ 味もしなくて
飲めば飲むほど喉が渇いて
そうなんだって 笑ってもいいけど
僕は夜を待っている
君の鼻歌が欲しいんだ
ただ微睡むような
もの一つさえ言わないまま
僕は君を待っている
君の目を覚えていない
君の口を描いていない
もの一つさえ言わないまま
僕は君を待っていない
君の鼻を知っていない
君の頬を思っていない
さよならすら言わないまま
君は夜になって行く
(本当なんだ 夜みたいで
夏が透明な口触りで)
- Artist:Yorushika