揺籠の葬歌 [Yurikago no hofuri uta] [Transliteration]
Songs
2024-11-14 22:19:12
揺籠の葬歌 [Yurikago no hofuri uta] [Transliteration]
揺れて返す水面に映る月は
遠い過去に亡くして行った面影
花のように 咲き誇る 命さえ
消え散り逝くが 運命
白く滲んだ 下弦の月 見上げて
いつか凍てつく夜を
超えたのならば
醒めるのでしょうか
消えた 灯りの中で
揺れる揺籠よ
いつか 時の果てまで
流れたならば
叶うのでしょうか
灰は灰となり今 虚空に 葬って
揺れる柩に 手を振る 私には
絶え間ぬ 絲を紡ぐ 運命が
沈み別れ逝く 貴方の姿よ
葬る歌と 共にあれ
いつか 流転の森を
越えて再び
出逢えるのでしょうか
冷えたその掌を握りなおして
箱庭は やがて溶け往く
まだ巡る運命
囚われの檻で
見つけたわたしが辿る
記憶のその続きを
貴方と
永久に目覚めぬ 柩の揺籠の中へ
- Artist:ELFENSJóN
- Album:EINHERJAR