Ma France à moi [Japanese translation]
Ma France à moi [Japanese translation]
私のフランスは大声で話す、夢の端っこで生きている。
それは、集団で生活し、お国言葉を話し、規則が大嫌いだ。
それは、たいていの場合何をするとはなしに、授業をさぼる。
それは、よく水筒のなかにコーラを入れて太陽のもとでサッカーをする。
それを道の上で踊らせるのは、ヒップ・ホップだ。
それは、時にはちょっとだけロックを楽しむ。うん、もしメロディーが悲しければ。
それは、だばこや少量の大麻を吸うが、強い薬物は決してやらない。
ヘロイン、コカイン、クラックは汚物に等しい。
しばしば、行政と戦争をする。
彼らの機械科BEP(職業教育修了証)では、経営者にはなれない。
そこで、それは暴れまわる、糞をブルジョワどもに売りつける。
でもね、糞は母親に少しの食べ物をもたらすんだ。
なぜだって、家族とは愛であり、愛とは貴重なものだから。
それは、彼らを遠ざけようとなんとかして戦う。
それは、自身の価値基準と原理原則と規律典拠を持っている。
それは、鶏の目覚める時間に眠りにつく。なぜなら、一晩中電話しているから。
それは、怠け者のように見えるけれど、大本では、時間を失ってはいない。
それを怖がる人もいる。なぜならメディアはそれを劣等生にしようと夢中になっているから。
そして、私のフランスが自分自身の価値を高めようとするのは、もちろんもっと力を持ちたいからだ。
それは、自分を自分のものにする、自分が傷つくのを禁止する。そう...
私のフランスは、あのディープなフランスはではない、
私たちを恥じ入らせ、人が身投げするのを喜ぶ。
私のフランスは、嘘で塗り固めた物ではない。
光の中、真心と怒りと共にあって、闇の中にあるのではない。
リフレイン(×2)
私のフランスはSMS(「ケータイ・メール」はないのでSMSが利用される)で話し、MSNで働く。
メールで仲直りし、MMSで出会う。
スケートボード、スクータ、レーシングカーで移動する。
バジール・ボリ(コートジボワール出身のサッカー選手)は神話であり、ジネディーヌ(ジネディーヌ・ジダン、アルジェリア移民二世のサッカー選手)もそれと同じだ。
この点では、私たちのフランスが嫌われていると思う必要はないが、それは嘘をついている。
なぜなら、私たちの両親は20年来同じ額の賃金で働き続けているからだ。
それは、私たちに翼を与えるが、天上にはV.I.P.がいる。
V.I.P.たちが言うことなどどうでもよく、私たちのフランスは十分に企業を経営することができる。
それは、アメリカが支配する時代に良く適応し、KFC、MTV、野球、サーカー、ロック、マクドに50セント(自販機のコーヒーの値段か?)で生きている。
私のフランス、それは時間ぎめでバスケット・ボールをプレーする普通の男たちだ。
彼は、トニー・パーカー(フランスの黒人プロバスケットボール選手)になってスパーズ(テキサス州サン アントニオに本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム)のコートでプレーするのを夢見て いる。
私のフランス、それは、恋愛と学業とごたごたとの間をうまく切り抜けている普通の女たちだ。
彼女たちは、ライ(アルジェリアのポピュラー音楽)、リズム・アンド・ブルース、ズック(アンチル諸島 起源のリズムのはっきりした曲)を聞く。
私のフランスは混じり合う。うん、それは虹だ。
それは、お前をかき乱す。わかっている。なぜならそれはお前をモデルにしちゃいないから。
リフレイン×2
私のフランスには、立てこもる広間や寝室がある。
それは愉快で、ジャメル・ドゥブーズ(モロッコ系のお笑い芸人)は兄弟かもしれない。
それは壁や列車の色を塗り直す。なぜならくすんでいるから。
それは騒ぎを起こすのが好きだ。なぜなら何もしないように押し込められるから。
立ち退かせるのには、スポーツやダンスが必要だ。
それは狂気の限界まで行って自殺する危険すらある。
でも、私のフランスは生きている、少なくともそれを開く、少なくとも笑っている。
そして、そこをどけと言うあのフランスに服従するのを拒む。
私のフランスは、彼らのフランスではない。極右に投票するフランスではない。
若者を追い払う、反ラップを掲げるFMラジオのフランスではない。
テキサスで増殖するフランス、我々のグループを恐れるフランスではない。
サルコ(サルコジ大統領)を崇める、不寛容で困り者のフランスではない。
『ジュリー・レスコー』(女性警視を主人公にした人気のテレビドラマ)を観て、『コーラス』(少年聖歌隊を主人公にしたヒット映画)の時代を懐かしむフランスではない。
貧しい人たちを殺し、自分の親をホスピスに入れるようなフランスではない。
そうじゃない。私のフランスは、ボージョレを祝う彼らのフランスではない。
移民がやってきたことでやられたと言い張っているフランスではない。
人種差別主義の悪臭を放ちながら、開放的であるかのようにふるまっているフランスではない。
この偽善者の、多分私の窓の下に広がっているフランスではない。
警察はいつもいい仕事をしていると思っているようなフランスではない。
ローラン・ジェラ(お笑い芸人)を観ながら、食卓で股を掻いているフランスではない。
そうじゃない。このディープなフランスは、私のフランスではない。
そういうわけで、邪魔かもしれないが、私たちの価値観は勝利するだろう。
そこで、もし市民なら、武器を持て、若者たちよ。
私のフランスは彼らに反抗するだろう。彼らが私たちを尊重するまでは。
- Artist:Diam's
- Album:Dans ma bulle