Wings [Japanese translation]
Wings [Japanese translation]
7歳の時だった
初めてスニーカーを買ってもらったんだ
外に出てステップを踏んでみた
こんな風だったよ「ママ
このエアバブル、これ、
今にも飛べそうだよ」
コートを蹴って
それで跳んだんだ、何度も跳んだ
本当に高く跳べたんだよ
ネットにも触れたんだ、「ママ!僕ネットに触れたよ!」
人生で最高の日だったな
次はエアマックスだった
あのエアバブル、メッシュ、
箱、匂い、詰め物、靴裏の溝…
学校ではかなり格好良かったね
同じ物をみんなが持てないって分かってたんだ
友達は4本線のアディダスとか履いていたからね
コートでは一番しゃなかったけど
俺の靴はプロ選手みたいだった
ジョーダンみたいに舌出して、皆からナイキのエアフライトが見えるようにしてさ
ついてきたバッグも良かったな
でも友達の兄貴のカルロスが強盗に殺されたんだ
エアマックス4のせいで
彼はジャンプシュートがしたかっただけなのに
奴らはスターターコートが欲しかったらしい
捕まりたくなくて
ジェネシー公園からオスロまで逃げてった
ベルクロ付きのプロウィングにしておけば良かったんだ
格好良くないけどきつくはない
俺は努力しないで靴の力で跳ぼうとしてた
だってマイケルジョーダンみたいになりたかったんだ
まさに彼の様に
あんな男になりたかった
ジャンプしてリムに触れたかった
格好良くきめたかったんだ
彼の持つ物が欲しかった、アメリカはそこから始まるんだ
飛びたいんだ
遠くに連れて行ってよ
手を伸ばすべき星を与えてよ
俺が何をしたら良いのかが 分かるから
そうしたら高く飛んで
もっと高い所に行くんだ
もう地面に足がつかくなるまでもっと飛ぶよ
俺の羽根をひと針ひと針縫って
そっと紐を引っ張って誘導してくれる
そんな夢みたいなもの、俺は手に入れていたのに
全て崩れ堕ちてしまったんだ
俺たちはみんなが持ってないを欲しがる
商品は俺たちに それを欲しがらせる
高価な物だったら尚更見せびらかしたくなってしまう
本当はどうでもいいような物なのに
$100の靴なんだよ
本当なら絶対履かないようなさ
僕を見て、僕を見て
カッコいいだろ
皆これが欲しいんだろってね
だけどそれは流れに乗っただけに過ぎない
流行は俺達に、手に入れたくなる様に促して、俺達はそれを手に入れようとする
ただ just do it って言ってても
ナイキのチェックマークが俺を誘っている様に聞こえてしまうんだ
ナイキのロゴが何をしたか見てみろよ
俺の思考を破壊したんだよ
バカだよな
笑い者だよ、ただ箱の中に放っておけば良かったんだ
これらの靴ひもで絞殺されたんだ。話もできない靴紐にね
それが俺のエアバブルで、そのせいで全部失った
俺らは何を身に着けるんだ、俺たちは俺たち自身なんだよ
鏡の中の自分を見て、フォルナイトに騙されていたって分かったんだ
俺はこれで変わる事ができるのか
それとも箱の中にいるままなのか
ナイキは自分というものを定義づけてくれるけど、俺は自分らしさを失くしてしまっていたんだ…
学校に何を履いて行くかから
それが始まった
初登校の日、
これを履いてたらカッコいいって
この靴ならって安心だった。自分のパラシュートみたいに思えた。ちゃんと支えてもらえているみたいで
ただの靴って存在以上の物を感じてた
というか、これが自分が何かって事で
何を着ていたか、自分の未熟さだったという事
ナイキが100ドルと小銭で売った夢、
この消費はオレ達の血に流れている
だから今、俺には分かる
(誘ってきてたから目がくらんでたけど)
ナイキはただの靴に過ぎないって事
- Artist:Macklemore
- Album:The Heist (2012)